たとえば、『熊のために』

岸井書きます。

『play away』について、詳しくは、以下をご参照ください。

『複数的な創造プロセスを切り出すパフォーマンス』柳沢望(wonderlandの記事)
http://www.wonderlands.jp/index.php?itemid=1023

『ひゃっけんだな。おわり』うつくしい雪(河村美雪さんのサイト)
http://utsukusi.exblog.jp/11134360/

『その後/祭りが終わる』 夜ふかし部長風呂課(伊東沙保さんのサイト)
http://deppa.jugem.jp/?eid=324


僕もコメントを。

『百軒のミセ』を上演時間9日間の劇と見ると、テーマのひとつは「まともな社会は成長を待ってくれるものだ」ということ。で、このテーマを象徴したのが伊東と「インフォーメーションセンター」。儀式化が「インストルメンツ」。ドラマ化が「play away」だったのでしょう。この3つを3部作とし、まとめた考えを、いずれ書きます。

ただ、三部作とみなすなら、観客は誰か、を今考えておきたいのです。「上演時間9日の劇」を鑑賞できる人はいないわけですから。そして、しかし、僕は、はっきりと、「何か対象」に向かって上演している、のです。とすると、その対象というのは、人ではないらしい、ということになります。

ポタライブを最初に構想したとき、先行作品と考えたもののひとつにイヨマンテ(熊の霊をあの世へ送る日本の先住民の祭り)がある。3日3晩ノンストップかつ同時多発で村中でやる劇だ。多く神楽がそうであるように、全貌を人には拝めない。でも、彼らには観客がいる。熊だ。熊の霊に向かって演じるから、全体がひとつの劇になりうるのだ。

昔の人なら演劇の対象を神と言えただろう。しかし僕には安易に「神」とは書けない。じゃあ何かと聞かれても、よくわからない。存在に向けて、とか、死に向けて、とか答えるくらいなら、神といったほうがましなのはたしかだ。今は言語化できないけど、無視するなんてとんでもない。だって、それがないと、本当は劇にはなりえないのよ。僕が河村さんに答えきれなかったのも、つきつめれば、対象である「それ」だし、柳沢さんが見た光の正体も対象である「それ」なんだ、と思う。

僕は、よくわからないものを創作過程に持ち込むのは反対だ。(結果が「よくわからないものになる」のはよいことが多いし、ある意味当たり前。でもプロセスをなんとなくやっていると、ロクなことにならないよ。)だから、現状、演劇の対象である「ソレ」について、創作プロセスではできるだけ話さないようにしている。話しても意味がないし。でもでも、ソレは不明瞭なものなんかじゃない。僕にとって、何より明らかなものだ。だから、ちゃんと説明できないのは心苦しい。けど、まあ、苦しいのは今のところ僕の趣味の問題で片付くことであるから、ただ苦しんでおくこととしたい。

play awayが良い劇だったとするならば、そこに熊、のようなもの、がきてくれたからで、僕は、久々に彼女にあって嬉しかった。いつも、その対象が現れたときに思うように、「今くるんですか?」と思った。

けど、一瞬だったなあ。精進します。

文(かきことば)の稽古


「play away」内で行われた岸井大輔さんと伊東沙保さんによる文(か きことば)の稽古風景。
テキストは夏目漱石「夢十夜」より第一夜。

ミセ#32 パフォーマンス

岸井大輔+河村美雪+伊東沙保
アウェイで遊びたい。ホームだとうまくいきやすいけど退屈だ。マケ前提の賭けだから楽しいんじゃないか、と、現場を生かした作品を作り続けてきた3人(インタビューショウの河村美雪+俳優の伊東沙保+お散歩演劇の岸井大輔)が、あえてアウェイで遊ぶ様をお見せします。
ご予約・お問い合わせ 
http://d.hatena.ne.jp/POTALIVE/
potalive@yahoo.co.jp
予約フォーム https://fs222.formasp.jp/w799/form2/

タイムテーブル

公開稽古:無料
17時−18時
 各人に対し、もう2人が一緒になって遊びにくいawayな状況を提示する
18時−19時
 提示された状況で遊ぶ計画をその場でたてる。

公演:1000円
20時−21時
 それぞれplay awayをしたひとつの作品を上演

打ち上げ:2000円
21時30分−
 百軒店内某店にて反省会

百軒のミセpresents ひゃっけんだな祭 インフォメーションセンター
http://m.google.com/u/m/AUw5gq
渋谷駅から道玄坂5分あがり右、百軒店アーチをあがりタバコ屋の角を左、次を右にまがった左手の空き店舗

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